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木目金製造工程1

木目金を作るための地金を作るための地金を準備します。
木目金に使われる地金種類は、美しい色相が現れやすく丈夫なシルバー925やK18品位で手作りするのがよいとされています。
さらに金、銀はとても軟らかいだけであって、金や銀の合金はキズも付きにくく、非常に丈夫で硬くできています。
そういった理由から、有名ブランドのものはシルバー925や18金のジュエリーが多くなっています。
地金の種類の選択は、指輪の色彩や雰囲気を決めるだけではなく、価格にも影響してくるので、慎重にきめなければなりません。
焼鈍ししていない地金は転位が多く、拡散接合しやすいので、焼鈍していない地金を準備し、スポンジヤスリなどで荒らした後、適当な大きさに切断します。転位とは、地金の原子が隣の地金に入り込もうとするときの『原子の通り道』のこと言い、通り道が多いほど拡散接合されやすくなります。切断した後に地金をよく洗浄し、皮脂やホコリなどを取り除きます。
金属と金属の間に皮脂やホコリがある場合は拡散接合されないため、念入りに洗い、注意深く水分を抜き取った後は迅速に地金と地金を重ね合わせてホコリや油分が付かないようにします。
地金の種類や大きさ、浮かび上がらせる予定の木目模様などによって木目金素材を挟み込む道具である治具(ジグ)の材質を変えます。
よく使われるのはチタンやステンレスなどです。チタン、ステンレスはそれぞれ金属特性が違うため、それぞれの特性をよく理解した上で使用します。市販されているわけではないので、職人はそれぞれ特注で作ってもらい用意しています。ジグで強力に挟みこみ、念入りに囲った耐火煉瓦へセッティングします。

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